夢みる頃を過ぎても

眠れなくて 昔のLINEとかTwitterを見ていた

 

辛そうだけど言語センスはキレキレだったり、夢日記みたいなことをしていてかなりよかった

そんな書き散らしを読んでいたら思うところがあったので 残しておこうと思う

 

定職ではないけど職を手にして、食うものにも困らず 出かける時は躊躇わず特急を使うようになった いい酒も飲んだりしている 今までより大きい買い物もできている

 

なのに幸せを感じるのはやっぱり人と遊んだ時だけだ これじゃあ無職の頃と何も変わっていないじゃないか

 

定期収入を得てからというもの 自分のなかから何かが抜け落ちていく感覚がある

明け方に全てをぶち壊したくなる事がなくなった

生きること 死ぬこと 愛の事を考えなくなった

友達と連絡を取らなくなった

ギターを弾かなくなった

急な動悸がなくなった

話に脈絡がなくなった

 

豊かな生活で脳みそのシワを伸ばしていくくらいなら あの頃に戻りたいような気もする

 

 

 

社会のことを知らず のほほんと病んでいたあの頃の輝きは 青春のような澄んだ色じゃないけれど

心の中で 飴色にきらめいている

いつまでも失くしたくないなあ